From 18e060d3908f50347635fc3e3054b01e60b15fff Mon Sep 17 00:00:00 2001 From: EwdErna Date: Wed, 23 Sep 2026 20:33:43 +0900 Subject: [PATCH] =?UTF-8?q?map:=20QMK=E3=81=AFVIA=E3=81=AE=E3=81=BFDynamic?= =?UTF-8?q?=E5=AF=BE=E5=BF=9C=E3=81=A8=E3=81=97=E3=80=81=E4=BB=96=E3=81=AE?= =?UTF-8?q?=E5=85=AC=E5=BC=8F=E6=A9=9F=E8=83=BD=E3=82=92Static=E3=80=81?= =?UTF-8?q?=E9=9D=9E=E5=85=AC=E5=BC=8F=E6=A9=9F=E8=83=BD=E3=82=92=E5=BD=93?= =?UTF-8?q?=E9=9D=A2=E9=9D=9E=E5=AF=BE=E5=BF=9C=E3=81=A8=E3=81=99=E3=82=8B?= MIME-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=UTF-8 Content-Transfer-Encoding: 8bit - DynamicはQMK本家masterのVIAプロトコルが公開する項目に限る - 公式機能のうちVIAで変更できないものはFirmware Generatorで生成する対象とする - フォーク・master以外のブランチ・Community Modulesは当面非対応(MAP-P-6)、固有コードは原則非対応 - 対応QMKはコミット固定とし、UIと実機照合はVIAプロトコル・キーコード体系のバージョンで行う - Static定義への参照は名前で持ち、VIA管理外のEEPROM設定は読み出せない制約を明記 - P-3のインデントを修正 Journal: journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md Co-Authored-By: Claude Opus 5.5 Claude-Session: https://claude.ai/code/session_01P4UAjpgV7DLqJqF3sEf1bi --- MAPレイヤー.md | 42 +++++++++--- backlog/README.md | 9 +++ journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md | 89 +++++++++++++++++++++++++ 3 files changed, 130 insertions(+), 10 deletions(-) create mode 100644 journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md diff --git a/MAPレイヤー.md b/MAPレイヤー.md index a164e3e..b821efd 100644 --- a/MAPレイヤー.md +++ b/MAPレイヤー.md @@ -46,8 +46,25 @@ Staticの出力は[全体方針のFirmware Generator](keyboard-design-layers.md# MAPエディタはDynamicの読み書きを提供する。Dynamicで変更できる範囲は、 対象ファームウェアと既存プロトコルが公開する範囲に従う。 -Staticで扱う動作定義の範囲と、Dynamicで変更できない設定の扱いは、 -[P-1](#p-1-割り当てる動作と保存形式の範囲)で扱う。 + +当面の対象ファームウェアはQMKとし、対応範囲を次のように分ける。 + +- Dynamic: QMK本家のVIAプロトコルが公開する項目に限る。 +- Static: QMK本家masterの公式機能のうちVIAで変更できないものは、Firmware Generatorで生成する対象とする。 +- 次のものには当面対応しない。 + - Vial等のフォーク + - XAP、developブランチ等、master以外にある機能 + - Community Modules +- キーボード・キーマップ固有のコード(VIAのキーボード独自メニューを含む)には、原則として対応しない。 + +Staticで扱う動作定義のうち、どこまでを初期対応するかは[P-1](#p-1-割り当てる動作と保存形式の範囲)で扱う。 + +Staticで定義する動作(タップダンス等)をキーへ割り当てるときは、定義を名前で参照し、出力時に番号へ変換する。 +割り当て自体はVIAで読み書きできても、参照先の定義はStaticにしかないため、 +[レイヤーの参照](#キーマップレイヤーの識別)と同じく並び順に依存させない。 + +QMK本家のVIAには、VIAの管理外にある実機の保存設定(Magic設定、保存されたデフォルトレイヤー、Unicodeの入力モード等)を読み出す手段がない。 +これらを実機で変更しても、MAPエディタはプロジェクトへ取り込めない。 プロジェクトのMAP、Staticで組み込んだ初期キーマップ、実機に保存された現在の割り当ては区別する。 実機で調整してMAPへ取り込んだ割り当ては、Firmware Generatorへの入力としてStaticの初期キーマップへ反映できるようにする。 @@ -63,7 +80,12 @@ Staticで扱う動作定義の範囲と、Dynamicで変更できない設定の - VIAへの対応は、Remapというアプリ全体の機能を再現することを意味しない。 - 初期の実装対象はVIAに限る。 -対応するVIAプロトコルのバージョン、キーコード体系、編集項目の範囲は、 +対応するQMKは特定のコミットに固定し、更新するタイミングはユーザーが個別に判断する。 +MAPエディタのUIには、対応しているVIAプロトコルとキーコード体系のバージョンを明示する。 +接続した実機とはこの2つのバージョンで照合し、一致しない実機には対応しない。 +実機から取得できるバージョン情報がこの2つに限られるため。 + +最初に対応するQMKのコミット、キーコード体系、編集項目の範囲は、 [P-2](#p-2-viaの初期対応範囲)で扱う。 ## 持たないもの @@ -89,21 +111,21 @@ MAPエディタは、キーコードを当面US配列の文字で表示する。 ### P-1 割り当てる動作と保存形式の範囲 - 位置づけ: MAPのデータモデルを定めるための設計判断。 -- 未決事項: キーコード割り当てに加え、タップ/ホールド、コンボ、マクロ等の定義・設定をどこまで扱うか。Staticで扱う範囲、ファームウェア共通表現と固有表現の境界も未定。 -- 完了条件: 初期対応する動作と設定、その保存形式、Static出力とDynamic読み書きでの扱いをユーザーが決める。 +- 未決事項: キーコード割り当てに加え、タップ/ホールド、コンボ、マクロ等の定義・設定のうち、どこまでを初期対応するか。ファームウェア共通表現と固有表現の境界も未定。 +- 完了条件: 初期対応する動作と設定、その保存形式をユーザーが決める。 ### P-2 VIAの初期対応範囲 - 位置づけ: VIA通信と編集UIの実装に必要な対応範囲の判断。 -- 未決事項: 対応プロトコルのバージョン、キーコード体系、レイヤー別割り当て以外に読み書きする項目、対象ファームウェアの機能・容量制約の確認方法。 +- 未決事項: 最初に対応するQMKのコミット、キーコード体系、レイヤー別割り当て以外に読み書きする項目、対象ファームウェアの機能・容量制約の確認方法。 - 完了条件: 対象バージョンと読み書きする項目を定め、対応する新規キーボードの構成で必要なコマンドと制約を確認する。 ### P-3 プロジェクトと実機の対応・状態管理 - 位置づけ: 実機への読み書きをMAPへ結び付けるための設計判断。 - 未決事項: - - 出力した構成とPHYキーID・通信上のアドレスの対応をどこに保持し、接続した実機とどう照合するか。 - - VIAの割り当ては接続先(row/col)単位で保存されるため、同じ接続先に配線された排他キーは、実機では1つの割り当て先を共有する。書き込み時に選択外のバリアントのキーの割り当てをどう扱うか、読み出した値をどのPHYキーへ戻すか(実機側のlayout optionの選択に従うか)。 - - バリアントや配線の変更後の扱い。 - - プロジェクトと実機、プロジェクトとStaticで組み込んだ初期キーマップの差分表示・保存・反映の操作。 + - 出力した構成とPHYキーID・通信上のアドレスの対応をどこに保持し、接続した実機とどう照合するか。 + - VIAの割り当ては接続先(row/col)単位で保存されるため、同じ接続先に配線された排他キーは、実機では1つの割り当て先を共有する。書き込み時に選択外のバリアントのキーの割り当てをどう扱うか、読み出した値をどのPHYキーへ戻すか(実機側のlayout optionの選択に従うか)。 + - バリアントや配線の変更後の扱い。 + - プロジェクトと実機、プロジェクトとStaticで組み込んだ初期キーマップの差分表示・保存・反映の操作。 - 完了条件: 対応情報の生成・保存・照合方法と状態管理を定め、設計から実機へ反映し、Remap等での変更を元のPHYキーIDへの割り当てとして取り込む手順を確認する。排他キーを含む構成で、書き込みと読み出しがバリアントの選択に従って元のPHYキーへ対応することを確認する。 diff --git a/backlog/README.md b/backlog/README.md index ac684d0..9d8c5e8 100644 --- a/backlog/README.md +++ b/backlog/README.md @@ -120,3 +120,12 @@ - 保留できる理由: キーコードの割り当てと実機との読み書きは、表示に使うOS配列と独立して実装できる。 - 再開条件: MAPエディタの表示を実装するとき、またはIMEレイヤーの仕様を検討するとき。 - 完了条件: 表示に使うOS配列の指定方法と置き場所、IMEレイヤーとの関係をユーザーが決める。 + +### MAP-P-6 QMKのdevelopブランチ・Community Modulesへの対応 + +- 関連仕様: [MAPレイヤー](../MAPレイヤー.md)「DynamicとStatic」 +- 未決事項: 当面非対応としたdevelopブランチの機能とCommunity Modulesを、DynamicとStaticの対象に含めるか。 + 含める場合、対応するコミットやモジュールの指定方法と、UIでの対応バージョンの示し方。 +- 保留できる理由: QMK本家masterの公式機能だけで、Dynamicの読み書きとStaticの生成を実装できる。 +- 再開条件: masterの機能だけでは足りない動作や設定が必要になったとき。 +- 完了条件: 対象に含める範囲と、対応バージョンの管理方法をユーザーが決める。 diff --git a/journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md b/journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md new file mode 100644 index 0000000..3bad123 --- /dev/null +++ b/journal/2026-09-23-qmk-dynamic-scope.md @@ -0,0 +1,89 @@ +# QMKでのDynamic/Staticの対応範囲 + +## 結論 + +当面の対象ファームウェアはQMK。 +- Dynamic: QMK本家のVIAプロトコルが公開する項目のみ +- Static: QMK本家の公式機能のうちVIAで変更できないものは、Firmware Generatorで生成する対象 +- 非公式機能(Vial等のフォーク、XAP等のmaster以外のブランチ)は当面非対応 +- developブランチ・Community Modulesは当面非対応(将来広げたい→backlog MAP-P-6)。キーボード・キーマップ固有コードは原則非対応 +- 対応QMKは特定コミットに固定し、更新タイミングはユーザーが個別に判断する +- UIにはVIAプロトコルとキーコード体系のバージョンを表示し、実機とはこの2つで照合。不一致の実機は非対応 + (当初はUIにコミットを出す案だったが、実機から取れるのがこの2つだけなのでユーザーがバージョン表記に変更) +- Staticで定義する動作(タップダンス等)はキーから名前で参照し、出力時に番号へ変換する +- VIA管理外のEEPROM設定は読み出せない旨を制約として明記 + +どこまでを初期対応するか(P-1)、最初に対応するコミット(P-2)は未決。 + +## 案の比較 + +| 案 | 扱い | +| --- | --- | +| DynamicはQMK本家VIAのみ、他の公式機能はStatic | 採用(ユーザー指定) | +| VialでDynamicの範囲を広げる(タップダンス・コンボ・QMK Settings等) | 当面非対応(フォークのため) | +| XAP | 当面非対応(master外) | +| QMKの最新へ自動追従 | 採用しない。ユーザーが恣意的に更新時期を決める | + +## 調査結果(2026-09-23時点のソース) + +実機での検証はしていない。 + +### A. QMK本家 VIA +参照: https://raw.githubusercontent.com/qmk/qmk_firmware/master/quantum/via.h +VIA_PROTOCOL_VERSION = 0x000D + +command: +- 0x01 get_protocol_version +- 0x02/0x03 get/set_keyboard_value + - 0x01 uptime(get), 0x02 layout_options(get/set), 0x03 switch_matrix_state(get), + 0x04 firmware_version(get), 0x05 device_indication(set), 0x06 keycodes_version(get) +- 0x04/0x05 dynamic_keymap_get/set_keycode (layer,row,col) +- 0x06 dynamic_keymap_reset +- 0x07/0x08/0x09 custom_set/get_value, custom_save + - channel 0 custom(キーボード独自メニュー) + - 1 backlight: brightness, effect + - 2 rgblight: brightness, effect, effect_speed, color + - 3 rgb_matrix: brightness, effect, effect_speed, color + - 4 audio: enable, clicky_enable + - 5 led_matrix: brightness, effect, effect_speed +- 0x0A eeprom_reset +- 0x0B bootloader_jump +- 0x0C..0x10 dynamic_keymap_macro_get_count / get_buffer_size / get_buffer / set_buffer / reset +- 0x11 dynamic_keymap_get_layer_count +- 0x12/0x13 dynamic_keymap_get/set_buffer +- 0x14/0x15 dynamic_keymap_get/set_encoder + +MAPに関係するもの: キーコード、レイヤー数、エンコーダ、マクロ、layout_options。 +照明・オーディオはMAPの所有データ外(MAPレイヤー.md「持たないもの」)。 + +### B. Vial(フォーク、今回非対応) +参照: https://raw.githubusercontent.com/vial-kb/vial-qmk/vial/quantum/vial.h +参照: https://raw.githubusercontent.com/vial-kb/vial-qmk/vial/quantum/qmk_settings.c +VIAL_PROTOCOL_VERSION = 6 + +- keyboard_id、圧縮キーボード定義JSONの取得(get_size/get_def) +- unlock/lock(物理キー押下による解除) +- dynamic entry: tap dance, combo, key override, alt repeat key +- 拡張マクロ(EXT_TAP/DOWN/UP) +- QMK Settings (QSID): + 1 grave_esc_override, 2 combo_term, 3 auto_shift, 4 auto_shift_timeout, + 5 osk_tap_toggle, 6 osk_timeout, 7 tapping_term, 9-17 mousekey各種(MK_3_SPEED以外), + 18 tap_code_delay, 19 tap_hold_caps_delay, 20 tapping_toggle, + 21 magic_settings(Ctrl/Caps, Alt/GUI, Ctrl/GUI, Grave/Esc, BSpc/BSlash入替, GUI無効, NKRO), + 22 permissive_hold, 23 hold_on_other_key_press, 24 retro_tapping, + 25 quick_tap_term, 26 chordal_hold, 27 flow_tap_term +- VialRGB(RGB Matrixエフェクト列挙・設定)。ソース未確認 + +### C. プロトコル外で実機上だけ変わるもの(Dynamicの定義外) +当初「すべてEEPROMに保存される」と書いたが誤り。確認結果: +- 保存されない(再起動で消える): ダイナミックマクロ(docs/features/dynamic_macros.md + "lost when the keyboard is unplugged or otherwise rebooted")、DT_UP/DT_DOWN(docs/tap_hold.md "*not* persistent") +- EEPROMに保存される(quantum/eeconfig.h): keymap config(Magic)、default layer、unicode mode、audio、backlight、 + rgblight/rgb_matrix/led_matrix、haptic、steno mode、handedness、connection、kb/user固有データ +- QMK本家via.cにはこれらを読み出すコマンドがない。照明・オーディオはcustom channel 1〜5で読めるがMAPの所有外。 + custom channel 0はweakの via_custom_value_command_kb() へ流れる(キーボード固有コード、原則非対応)。 +- 参考: via_eeprom_is_valid() はビルド日時由来のmagicで検証し、不一致ならVIAのデータ(キーマップ・マクロ・layout options)を + 初期化する。再ビルドして書き込むとDynamicの変更は消える前提になる。 + +### XAP +QMK公式の次世代プロトコルとして開発されていたが、masterには入っていない認識。未確認。