# ELCの射程をどこで切るか ## 結論 配線だけ。「マイコンのピンと各キーの端子がどう対応するか」で切る。 センサの品種・出力特性・キャリブレーション値は持たない。 代償として、ELCだけではファームウェア生成が完結しない。アナログ値を押下深さに変換する部分の 置き場は未定のまま残す。必要になった時点で層を決める。 ## 案の比較 | 案 | 内容 | 判定 | | --- | --- | --- | | 配線のみ | 端子とピンの対応、ダイオードの向き、LEDの番号 | 採用 | | 配線 + センサ特性 | 加えてセンサ品番と出力カーブ | PCB設計ツール側の情報 | | 配線 + センサ特性 + キャリブレーション | 加えてキーごとの実測最小/最大 | 設計データではない | ## 根拠 PHYで既に「スイッチの品種もソケット方式も持たない。どのフットプリントを使うかはPCB設計ツール側の 選択であり、Beyond KLEはその手前までを扱う」と決めている。HEセンサの品番はそのPCB設計ツール側に落ちる。 同じ線を引き直さずに済む。 キャリブレーションは性質が違う。HEセンサ(ラチオメトリックなホールIC)は磁束密度に対しては 比例した電圧を出すが、磁石とセンサの距離から磁束密度への関係が急峻な非線形で、 さらに磁石の強さと実装のばらつきが乗る。押下0%と100%の生値はボードごと・キーごとに違うため、 実機で最小/最大を取る必要がある。これは製造後の実測値であって、設計データではない。 ## 捨てた仮説 「detect が analog なら出力の向き(磁石が近いと電圧が上がるか下がるか)くらいは設計時に決まるので ELCが持ってよい」— センサ品番が決まれば決まる値であり、品番を持たないと決めた以上これも持てない。 向きが必要になるのは生値の解釈の段階で、そこはELCの外。