# ELC Editor モックの所感(画面仕様の入力) モックを触った所感と、それを受けた議論の整理。**仕様ではない。** 画面仕様を一から作るときの入力にし、仕様へ反映したら消す。 ## 方向が合意できたもの ### 一括配線 - キーの上を順になぞって配線する。ピンの指定は、なぞる前でも後でもできる。 - 通常のマトリクスは、rowだけ・colだけを分けてなぞれるようにする(rowモード / colモード)。 - 編集中は、片方の端子だけ配線した状態を保存できる。ELCの端子を省略可能にし、片側だけのキーは検証で拾う。 ELCの保存形式の変更になるので、本決定は別途行う。 - 倍マトリクスでは、同じrow/colの組が編集中に重なってよい。ダイオードの向きで区別するので衝突にはならない(T-25)。 重なった場合も保存は止めない(T-16)。 ### 倍マトリクス - 倍マトリクスモードは配線補助の設定であり、ボードの属性ではない。ELCには保存しない(ELCはトポロジを区分として持たない)。 - 途中保存したプロジェクトで設定を復元できるよう、プロジェクト内のエディタの状態として保存する。 - Generatorの出力設定を作るときの初期値に使える。常には連動させない(走査方式を決めるのは出力設定)。 倍マトリクスの出力はGeneratorが未対応(T-19)なので、効くのは対応後。 - rowモード/colモードのどちらで作業中かは保存しない。 - エディタはrow/colやCOL2ROWの概念を持たない。順/逆の解釈はGeneratorが行う。エディタ内の規約は次の2つだけ。 - rowモードでなぞると端子a、colモードでなぞると端子bに書く。 - なぞったときの既定の向きは `a-to-b`。 - 倍マトリクスモードでなぞったとき、同じピンの組を持つキーが既にあれば、新しいキーの向きを反転する。 - 排他なキー(レイアウトバリアント)との重なりは数えない。排他キーは同じ組を同じ向きで共有するのが正しい。 - 判定は両端子が揃った時点で行う。rowモードとcolモードに分けてなぞる場合は、後から付いた端子の時点。 - 配線し直すキー自身の旧配線は数えない。 - 両方の向きが既に埋まっている場合は反転せず、衝突として警告する。なぞる操作は止めない(T-16)。 - モードの切り替えでは既存の配線を書き換えない。モードはこれからなぞる操作の補助だけを決める。 - 切り替えた時点では「どちらが二個目か」を決める順序がない(なぞった順はELCに残らない)。 - 既存の重なりの振り分けは、切り替えとは別の一回限りのコマンドにする。 - 倍から通常へ戻しても配線は変えない。向きの不揃いは検証で拾う。 - 向きを変える操作を2つ持つ。どちらも、選択中のキーの向きが混ざっていても、相方を選んでいてもいなくてもよい。 - 相方と交換: 選んだキーの(順序のない)ピンの組を重複なく集め、その組を持つ全キーの向きを反転する。 組ごとに1回だけ反転するので、相方を同時に選んでいても二重に反転しない。排他キーも一緒に反転する。 相方のいないキーは単に反転する。 - このキーだけ反転: 選んだキーだけを反転する。同じ向きで衝突している組は、交換では解消できないため。 - 向きは三角形のオーバーレイで見せる。ダイオード記号ではないのでカソードの棒は付けず、`a→b` の向きだけを表す。 相方のいるキーといないキーの区別も見えるようにする(塗り/白抜きなど)。 ### ピン提供者 - ボード(Pro Micro互換など、MCUを載せた開発基板)も提供者として扱いたい。多くの利用者はチップではなくボードを使う。 現行の `mcu` 提供者はチップの品番だけを持つ。 ### LEDチェーン - per-key LEDとアンダーグローを別チェーンにできること。仕様上はできる(チェーンに入れるLEDは設計者が選ぶ)。 モックでできないのは下記「モックの実装上の問題」による。 - チェーン内の順番を指定できること。配線しやすい向きがあるため。キーの配線と同じく、なぞって指定する。 ## 要検討 - 二乗マトリクス(同じピンがrowにもcolにも現れ、向きはダイオードだけで区別する)の操作。通常のマトリクスと同じ操作で足りるか。 row/colで表せるかの議論は後で行う。Generatorのプレビューは今のところ「未対応」になる(T-19)。 倍マトリクスの操作(自動反転・交換)が使えそうだが、いったん別に検討する。統合は両方の検討後に、矛盾がないかを確認して行う。 - directの操作。row/colの指定がなく、片方の端子は電源レールになる。 - mux・シフトレジスタを使う場合の操作。rowかcolの一方を親の提供者の論理ピンにする形になるか。 マトリクスとの階層化はモデル上は表せるが、デジタル側の提供者の記述は未定義。 - ボードを提供者にしたときの形。ボードのピン名とMCUのピンの対応、外に出ていないピンの扱い、分割キーボードでの使い方。 - 対応している提供者を図付きで見せる。ボードのピン配置図と一緒に考える。 - ピン名の候補の一覧が「今使えるピン」と誤解される問題。ダイアログに分けるなど。ボードを提供者にすれば、外に出ていないピンは候補から消える。 - GPIOに直結したLED(インジケータなど)。仕様にないので `backlog/README.md` のELC-P-4とした。 ## ELC Editorの範囲外 - Generatorのプレビューが倍マトリクスを「未対応」にできない。T-19の検査は両端子が `rowPins`/`colPins` に分かれているかだけを見て、 向きが揃っているかを見ない。倍マトリクスの配線は検査を通り、同じ(row, col)を持つキーが2つある設定を出力してしまう。 単純なマトリクスに限る(ELC-P-3)なら、向きが揃っていることも検査条件に要る。 ## モックの実装上の問題 作り直しで解消する前提で、原因の記録だけ残す。 - 選ばれていないバリアントのキーを配線できない: 出力用の選択(`output.variantSelection`)で絞ったキーだけを表示し、 ELC画面に選択を変えるUIがない(IDX・Generatorのタブでしか変えられない)。仕様では全バリアントのキーを配線する。 - per-key LEDが意図しないチェーンに入る: 配線用のキーボード表示のクリック(`clickKey`)が、編集中のチェーンにそのキーを追加する。 1つのLEDが複数のチェーンに入っても検査しない。 - 一括配線はキーをクリックで選ぶ方式で、配線の順はクリック順ではなくPHYの表示順になる。