IDX: キー番号の正本としてIDXレイヤーを確定し、MAPの参照をPHYへ移す
キー番号はPHYの幾何からもELCの配線からも導出できない決めごとなので、IDXが正本を持つ。 公開した基板のキー番号は他人のキーマップが依存する公開インターフェースであり、 出力のたびに生成し直さず固定する。 「最も重要な抽象化層」「最も欠けている層」という位置づけは誤りだったので落とした。 QMKのLAYOUTマクロの引数順、ZMKのmatrix transformのmap、KMKのcoord_mappingとして 既に存在していて、形式化されていないだけである。 あわせて2点。MAPはキー番号ではなくPHYのキーIDを参照する(IDXへの挿入でMAPがずれないため)。 IDXの保存形式は order: string[] とし、ELCのLEDChain.orderと同じく並びの位置を番号とする。 phase1-json-schema.md の P-1 を解消。 Journal: journal/2026-09-21-idx-necessity.md Co-Authored-By: Claude Opus 5 <noreply@anthropic.com>
This commit is contained in:
@@ -12,6 +12,8 @@ PHY(物理配置) / ELC(電気配線) / IDX(キー識別) / MAP(キーマップ)
|
||||
|---|---|
|
||||
| `keyboard-design-layers.md` | レイヤー構造とツール分割方針(最上位) |
|
||||
| `PHYレイヤー.md` | PHY層の仕様 |
|
||||
| `ELCレイヤー.md` | ELC層の仕様 |
|
||||
| `IDXレイヤー.md` | IDX層の仕様 |
|
||||
| `phase1-json-schema.md` | 各層のJSON Schema |
|
||||
| `keyboard-making-workflow.md` | 既存の自作キーボード制作フローとの対応 |
|
||||
| `implementation-plan.md` | 実装方針の決定事項・検証用サンプル |
|
||||
|
||||
+97
@@ -0,0 +1,97 @@
|
||||
# IDXレイヤー
|
||||
|
||||
## 概要
|
||||
|
||||
IDXレイヤーは、PHYのキーに「キー番号」を与える。キー番号は、キーマップがキーを指すための識別子である。
|
||||
|
||||
キー番号は他のどの情報からも導出できない。設計者が決める並び順そのものであり、
|
||||
そのためIDXが正本として持つ。ELCのrow/colが「配線から決まるので出力時に導出する」のと、
|
||||
理由が裏返しの関係にある。
|
||||
|
||||
IDXが持つのは、番号を振る対象のキーと、その並び順だけとする。
|
||||
|
||||
## キー番号は公開インターフェース
|
||||
|
||||
基板を公開すると、他人が書いたキーマップがそのキー番号に依存する。
|
||||
番号を振り直すと、既存のキーマップが別のキーを指す。
|
||||
|
||||
そのためキー番号は、出力のたびに生成し直す派生情報として扱わず、固定した正本として保存する。
|
||||
|
||||
## 幾何から導出しない
|
||||
|
||||
PHYの座標・ツリー順をキー番号に使わない。
|
||||
|
||||
クラスターは幾何の編集単位であって論理的な行ではない。親指キーをまとめて回転させるために
|
||||
クラスターへ出し入れすると、ツリー順が変わる。ツリー順が番号なら、そこでキーマップがずれる。
|
||||
|
||||
座標から行を判定する方法は、カラムスタッガードや曲線配列で破綻する。これはKLEの問題点として
|
||||
`keyboard-design-layers.md` に挙げたものと同じ性質の話である。
|
||||
|
||||
## 配線から導出しない
|
||||
|
||||
ELCのマトリクス位置をキー番号に使わない。
|
||||
|
||||
- マトリクスの並びとキー番号の並びは一致しない。分割キーボードでは、マトリクスは片方の半身の行を
|
||||
並べてからもう片方の行を並べるが、キー番号は視覚的な行ごとに左右を交互に取るのが通例である
|
||||
- マトリクスには欠番がある。キー番号は実在するキーに対して連続だが、マトリクスは疎である
|
||||
- 基板リビジョンでピンを差し替えたときに、キー番号が動いてはならない
|
||||
|
||||
row / col 自体がELCの正本ではなく出力時の派生情報である。派生情報から番号を導くと二重に不安定になる。
|
||||
|
||||
## 出力先が要求する形
|
||||
|
||||
3つの処理系はいずれも「マトリクス位置の順序付きリスト」を要求し、その並びの位置をキー番号とする。
|
||||
どれも人手で書かれており、他の情報から導出されていない。Firmware Generatorはこれらを出力する。
|
||||
|
||||
| 処理系 | キー番号を決めているもの |
|
||||
| --- | --- |
|
||||
| QMK | `LAYOUT` マクロの引数順 / `keyboard.json` の `layouts.<NAME>.layout[]` の配列順 |
|
||||
| ZMK | matrix transform の `map` の並び順 |
|
||||
| KMK | `coord_mapping` の並び順 |
|
||||
|
||||
## 他レイヤーとの関係
|
||||
|
||||
IDXはPHYのキーIDだけを参照する。ELCを参照しない。
|
||||
|
||||
MAPはIDXを参照しない。MAPもキーの参照にPHYのキーIDを使う。
|
||||
キーマップを配列として出力するとき、IDXの並び順で並べ替える。
|
||||
これにより、IDXにキーを挿入して番号がずれても、MAPは書き換えずに済む。
|
||||
|
||||
MAPが番号を持たないキーにキーコードを割り当てていた場合、そのキーは出力に現れない。
|
||||
IDXの `order` と突き合わせて検出できる。
|
||||
|
||||
## 持たないもの
|
||||
|
||||
- マトリクス座標 (row / col)。ELCの配線から出力時に割り当てる
|
||||
- LEDの識別番号。ELCが正本を持つ
|
||||
- キーコード (MAPが持つ)
|
||||
- キーの物理的な位置とサイズ (PHYが持つ)
|
||||
|
||||
## 保存形式
|
||||
|
||||
```ts
|
||||
type IDX = {
|
||||
order: string[] // PHYのキーID。並びの位置がキー番号
|
||||
}
|
||||
```
|
||||
|
||||
並びの位置を番号とする形は、ELCの `LEDChain.order` と同じ形である。
|
||||
欠番・重複・番号の飛びが構造として起こらない。
|
||||
|
||||
`order` に挙げたキーだけが番号を持つ。PHYの部品ノードと `decal` のキーは対象にならない。
|
||||
|
||||
## 検討済み・非採用
|
||||
|
||||
- PHYのツリー順をキー番号とする (journal/2026-09-21-idx-necessity.md)
|
||||
- ELCのマトリクス順からキー番号を導出する (journal/2026-09-21-idx-necessity.md)
|
||||
- `keyId` と `index` の対を並べる形 (journal/2026-09-21-idx-necessity.md)
|
||||
- MAPがキー番号を参照する (journal/2026-09-21-idx-necessity.md)
|
||||
|
||||
## 未確認事項
|
||||
|
||||
### P-1 レイアウトバリアントの扱い
|
||||
|
||||
- 位置づけ: 未解決の問い。本文は単一レイアウトだけを前提にしている
|
||||
- 現状の認識: QMKの `LAYOUT_60_ansi` / `LAYOUT_60_iso` のように、1つの基板が複数のキー番号空間を持つ場合がある。
|
||||
1つのPHY+ELCに複数のIDXがぶら下がる形になりそうだが、PHYが代替キーをどう持つかが今のPHY仕様にない
|
||||
- 格上げ条件: PHYの代替キーの表現とあわせて、マルチレイアウトの扱いをユーザーと決める
|
||||
@@ -0,0 +1,115 @@
|
||||
# IDXレイヤーは必要か (schema P-1解消)
|
||||
|
||||
## 結論
|
||||
|
||||
必要。ただし「最も重要な抽象化層」「エコシステムで最も欠けている層」という位置づけは誤りで、
|
||||
ドキュメントから落とす。
|
||||
|
||||
IDXの中身は「どのキーに、どの順で番号を振るか」という順列だけ。情報ではなく決めごとで、
|
||||
PHYからもELCからも導出できない。導出できないから正本として置く。
|
||||
|
||||
あわせて2点決めた。
|
||||
|
||||
- MAPはキー番号ではなくPHYのキーIDを参照する
|
||||
- IDXの保存形式は `order: string[]` (並びの位置が番号)
|
||||
|
||||
## 発端
|
||||
|
||||
ユーザーの指摘: 「PHYのidやELCの接続がそのままキー番号になってしまうのでは?
|
||||
わざわざIDXを振る意味が薄れてきている」。
|
||||
|
||||
薄く見える原因は特定できた。IDXが持つと思われていたものが順次出ていったため。
|
||||
|
||||
| 元々IDXが持つとされたもの | 現在の置き場 | コミット |
|
||||
| --- | --- | --- |
|
||||
| row / col | ELCの配線から出力時に導出 | 5bba75d |
|
||||
| LEDの識別番号 | ELC (チェーン順序) | eb96ff0 |
|
||||
|
||||
引き算の結果、キー番号との対応だけが残った。薄いという認識自体は正しい。
|
||||
|
||||
## 案の比較
|
||||
|
||||
| 案 | キー番号の出どころ | 判定 |
|
||||
| --- | --- | --- |
|
||||
| IDXが正本として持つ | 設計者が決める並び順 | 採用 |
|
||||
| PHYのツリー順 | 幾何の編集順 | reparentで番号が動きキーマップがずれる |
|
||||
| ELCのマトリクス順 | row/col | 分割で並びが一致しない。欠番がある。再配線で動く |
|
||||
| そもそも番号を持たない | (MAPがPHYのキーIDを参照) | 公開インターフェースが固定できない |
|
||||
|
||||
最後の案が一番惜しかった。row/colを出力時に割り当てる判断と揃えるなら、キー番号も
|
||||
Firmware Generatorが生成する派生情報にできそうに見える。しかし番号が再生成のたびに動くと、
|
||||
公開した基板に対して他人が書いたキーマップが別のキーを指す。公開インターフェースは固定が要る。
|
||||
|
||||
結果として、MAPの参照だけをPHYのキーIDに移し、番号の並びはIDXに残す形にした。
|
||||
番号がずれてもMAPは無傷で、番号は固定される。
|
||||
|
||||
## 根拠: 3つの処理系はどれもこの順列を手書きしている
|
||||
|
||||
- QMK: `LAYOUT` マクロの引数順 / `keyboard.json` の `layouts.<NAME>.layout[]` の配列順
|
||||
- ZMK: matrix transform の `map` の並び順
|
||||
- KMK: `coord_mapping` の並び順
|
||||
|
||||
QMK Configuratorの説明:
|
||||
> The Configurator's API uses the layout macro and the JSON file we've given it to create a visual
|
||||
> representation of the keyboard that has each visual object tied to a specific key, in sequence.
|
||||
> When a user selects the top-left key in the Configurator, and assigns Num Lock to it, the
|
||||
> Configurator builds a keymap file with `KC_NUM` as the first key, and so on as the keymap is built.
|
||||
|
||||
> The names themselves actually don't matter, as long as they match between the top section, which
|
||||
> receives the keycodes from the keymap, and the bottom half which designates where each key is in the matrix.
|
||||
|
||||
ZMKの matrix transform `map`:
|
||||
> It should have one item per logical position in the keymap. Each item should list the physical row
|
||||
> and column that trigger the key in that position.
|
||||
|
||||
つまりIDXは「欠けている層」ではない。Cのマクロの引数順として存在していて、形式化されていないだけ。
|
||||
引数の数え間違いでキーが1つずれるのが定番のバグであることも、この層が手書きである傍証になる。
|
||||
|
||||
出典:
|
||||
- https://docs.qmk.fm/reference_configurator_support
|
||||
- https://docs.qmk.fm/reference_info_json
|
||||
- https://zmk.dev/docs/config/layout
|
||||
- https://github.com/KMKfw/kmk_firmware/blob/main/docs/en/porting_to_kmk.md
|
||||
|
||||
## 根拠: マトリクス順 ≠ キー番号順 の実物
|
||||
|
||||
KMKのCorne向け `coord_mapping`。
|
||||
|
||||
```python
|
||||
coord_mapping = [
|
||||
0, 1, 2, 3, 4, 5, 24, 25, 26, 27, 28, 29,
|
||||
6, 7, 8, 9, 10, 11, 30, 31, 32, 33, 34, 35,
|
||||
12, 13, 14, 15, 16, 17, 36, 37, 38, 39, 40, 41,
|
||||
21, 22, 23, 42, 43, 44,
|
||||
]
|
||||
```
|
||||
|
||||
配列の位置がキー番号、値がマトリクス上の通し番号。左半身が0〜23、右半身が24〜47。
|
||||
キー番号の並びは視覚的な行ごとに左右交互で、マトリクス順とは一致しない。18〜20は欠番。
|
||||
1つの例で「並びが違う」と「穴がある」の両方が出ている。
|
||||
|
||||
KMKの説明:
|
||||
> Split keyboards count as the total keyboard, not per side, the right side being offset by the
|
||||
> number of keys on the left side, as if the rows were stacked.
|
||||
|
||||
QMKの分割も同じ構造。
|
||||
> Since the matrix scanning procedure operates on entire rows, it first populates the left half's rows,
|
||||
> then the right half's. Thus, the matrix as QMK views it has double the rows instead of double the columns.
|
||||
|
||||
出典: https://docs.qmk.fm/features/split_keyboard
|
||||
|
||||
## 保存形式を `order: string[]` にした理由
|
||||
|
||||
旧案 `keyMap: [{keyId, index}]` は、欠番・重複・非連続をスキーマが許してしまう。
|
||||
`{k-a, 0}, {k-b, 0}` が通る。
|
||||
|
||||
ELCの `LEDChain.order` で既に「並びの位置が番号」の形を採っている (eb96ff0)。同じ形に揃えた。
|
||||
不変条件が構造として保証され、バリデーションが不要になる。
|
||||
|
||||
## 捨てた仮説
|
||||
|
||||
- 「IDXはdecal/ghostの区別を持つべきではないか」。decalはPHYが `decal` フラグを持っているので
|
||||
そこから分かる。ghostは何を意味するかがKLE由来で曖昧なので、IDXの側で規定しない。
|
||||
`order` に挙げたキーだけが番号を持つ、で足りる
|
||||
- 「VIAとの往復でキー番号が要るのでは」。VIAのプロトコルはrow/col指定なので、キー番号は出てこない。
|
||||
ただし裏取りしていないので、ドキュメントには書かなかった
|
||||
+17
-13
@@ -16,8 +16,8 @@
|
||||
|
||||
## レイヤー構造
|
||||
|
||||
レイヤーは一列に積み上がらない。ELCとIDXはそれぞれ独立にPHYを参照する。
|
||||
ELCはIDXを参照せず、IDXもELCを参照しない。
|
||||
レイヤーは一列に積み上がらない。ELC・IDX・MAPはそれぞれ独立にPHYを参照する。
|
||||
ELCはIDXを参照せず、IDXもELCを参照しない。MAPもIDXを参照しない。
|
||||
他レイヤーからキーや部品を指す参照には、PHYのノードIDを使う。
|
||||
|
||||
### 1. PHYレイヤー (物理配置)
|
||||
@@ -37,18 +37,22 @@ ELCはIDXを参照せず、IDXもELCを参照しない。
|
||||
|
||||
### 3. IDXレイヤー (キー識別)
|
||||
|
||||
- **役割**: PHYのキーと"キー番号"の対応付け
|
||||
- **役割**: PHYのキーに"キー番号"を与える
|
||||
- **入力**: PHYのキーID
|
||||
- **重要性**: 物理世界と論理世界を繋ぐ最も重要な抽象化層
|
||||
- **出力**: キーIDとキー番号の対応
|
||||
- **備考**: 現状のエコシステムで最も欠けている層
|
||||
- **対応ツール**: QMKの `LAYOUT` マクロ、ZMKの matrix transform、KMKの `coord_mapping`
|
||||
- **出力**: 番号を振るキーの並び。並びの位置がキー番号
|
||||
- **備考**: キー番号はPHYの幾何からもELCの配線からも導出しない(導出すると、幾何の編集や再配線でキーマップがずれる)
|
||||
- **備考**: キー番号は公開インターフェースであり、出力のたびに生成し直さず固定する
|
||||
- **備考**: マトリックス座標とLEDの識別番号はIDXが持たない(どちらも配線で決まるためELCが持つ)
|
||||
- **備考**: 既存のエコシステムでは、この並びが `LAYOUT` マクロの引数順などとして手書きされている。欠けている層ではなく、形式化されていない層
|
||||
|
||||
### 4. MAPレイヤー (キーマップ)
|
||||
|
||||
- **役割**: キー番号とキーコードの対応
|
||||
- **役割**: キーとキーコードの対応
|
||||
- **入力**: PHYのキーID
|
||||
- **対応ツール**: ファームウェア、VIA、Remap
|
||||
- **出力**: レイヤー別キーコード配列
|
||||
- **出力**: レイヤー別キーコード
|
||||
- **備考**: キーの参照にキー番号を使わない。配列としての並べ替えは、出力時にIDXの並び順で行う
|
||||
|
||||
### 5. IMEレイヤー (入力変換)
|
||||
|
||||
@@ -81,7 +85,7 @@ ELCはIDXを参照せず、IDXもELCを参照しない。
|
||||
|
||||
#### Keymap Designer
|
||||
|
||||
- キー番号のリストを入力
|
||||
- PHY JSONを入力
|
||||
- レイヤー別キーコード割り当て
|
||||
- VIA/Remapとの互換性
|
||||
- 出力: MAP JSON
|
||||
@@ -111,11 +115,11 @@ PHY → ELC
|
||||
|
||||
PHY → IDX
|
||||
Input: キーID + 配置
|
||||
Output: キーIDとキー番号の対応
|
||||
Output: 番号を振るキーIDの並び
|
||||
|
||||
IDX → MAP
|
||||
Input: キー番号のリスト
|
||||
Output: レイヤー別キーコード配列
|
||||
PHY → MAP
|
||||
Input: キーID
|
||||
Output: レイヤー別キーコード
|
||||
|
||||
All → Firmware
|
||||
Output: QMK keyboard.json / VIA JSON / KMK .py
|
||||
|
||||
@@ -57,9 +57,12 @@
|
||||
- マトリックス定義(ROW/COL)
|
||||
- ピン配置設定
|
||||
- 物理レイアウト定義
|
||||
- **現在の課題**: KLEとファームウェア設定の手動変換
|
||||
- キーマップ配列の並び順を決める(QMKなら `LAYOUT` マクロの引数順、ZMKなら matrix transform の
|
||||
`map`、KMKなら `coord_mapping`)
|
||||
- **現在の課題**: KLEとファームウェア設定の手動変換。並び順は手書きで、引数の数え間違いがそのまま
|
||||
キーのずれになる
|
||||
- **Beyond KLE対応**: **PHY** + **IDX** + **ELC** → ファームウェア自動生成。
|
||||
ROW/COLはELCの配線から出力時に割り当てる
|
||||
ROW/COLはELCの配線から出力時に割り当てる。並び順は**IDXレイヤー**が正本として持つ
|
||||
|
||||
#### b) キーマップ設定
|
||||
|
||||
@@ -68,7 +71,7 @@
|
||||
- 各キーへのキーコード割り当て
|
||||
- レイヤー設計
|
||||
- マクロ・特殊機能の設定
|
||||
- **Beyond KLE対応**: **MAPレイヤー**
|
||||
- **Beyond KLE対応**: **MAPレイヤー**。キーの参照にはPHYのキーIDを使い、配列への並べ替えは出力時にIDXの順で行う
|
||||
|
||||
### 4. 製造・組み立て段階
|
||||
|
||||
|
||||
+26
-38
@@ -5,11 +5,11 @@
|
||||
```txt
|
||||
PHY (物理配置)
|
||||
├─→ ELC (電気配線)
|
||||
└─→ IDX (キー識別)
|
||||
└─→ MAP (キーマップ)
|
||||
├─→ IDX (キー識別)
|
||||
└─→ MAP (キーマップ)
|
||||
```
|
||||
|
||||
ELCとIDXはどちらもPHYを参照する。ELCはIDXを参照しない。
|
||||
ELC・IDX・MAPはどれもPHYを参照する。ELCはIDXを参照せず、MAPもIDXを参照しない。
|
||||
ファームウェアやVIA/Remap向けの出力は、各レイヤーの情報を統合して生成する。
|
||||
他レイヤーからキーや部品を指す参照には、PHYのノードIDを使う。
|
||||
|
||||
@@ -316,9 +316,10 @@ ELCとIDXはどちらもPHYを参照する。ELCはIDXを参照しない。
|
||||
|
||||
## 2. IDXレイヤー JSON Schema
|
||||
|
||||
IDXが持つのは、PHYのキーとキー番号の対応だけとする [推測:P-1]。
|
||||
マトリックス座標(row/col)とLEDの識別番号はここに置かない。どちらも配線で決まる情報で、
|
||||
row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を持つ。
|
||||
各フィールドの意味は `IDXレイヤー.md` を正とする。
|
||||
|
||||
番号を振るキーの並びだけを持つ。並びの位置がキー番号になるため、欠番・重複・番号の飛びは
|
||||
構造として起こらない。
|
||||
|
||||
### 基本構造
|
||||
|
||||
@@ -327,9 +328,9 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
"$schema": "https://json-schema.org/draft/2020-12/schema",
|
||||
"$id": "https://beyond-kle.org/schemas/idx-layer.json",
|
||||
"title": "IDX Layer - Key Identification",
|
||||
"description": "Mapping between PHY keys and key numbers",
|
||||
"description": "Ordered list of PHY keys; the position in the list is the key number",
|
||||
"type": "object",
|
||||
"required": ["version", "phyReference", "keyMap"],
|
||||
"required": ["version", "phyReference", "order"],
|
||||
"properties": {
|
||||
"version": { "type": "string" },
|
||||
"phyReference": {
|
||||
@@ -340,27 +341,12 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
"checksum": { "type": "string" }
|
||||
}
|
||||
},
|
||||
"keyMap": {
|
||||
"order": {
|
||||
"type": "array",
|
||||
"uniqueItems": true,
|
||||
"items": {
|
||||
"$ref": "#/$defs/keyMapping"
|
||||
}
|
||||
}
|
||||
},
|
||||
"$defs": {
|
||||
"keyMapping": {
|
||||
"type": "object",
|
||||
"required": ["keyId", "index"],
|
||||
"properties": {
|
||||
"keyId": {
|
||||
"type": "string",
|
||||
"description": "Reference to PHY layer key ID"
|
||||
},
|
||||
"index": {
|
||||
"type": "integer",
|
||||
"minimum": 0,
|
||||
"description": "Key number"
|
||||
}
|
||||
"type": "string",
|
||||
"description": "Reference to PHY layer key ID"
|
||||
}
|
||||
}
|
||||
}
|
||||
@@ -518,6 +504,9 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
|
||||
## 4. MAPレイヤー JSON Schema
|
||||
|
||||
キーの参照にはPHYのキーIDを使う。キー番号は参照しない。
|
||||
配列としての並べ替えは、ファームウェア出力時にIDXの並び順で行う。
|
||||
|
||||
### 基本構造
|
||||
|
||||
```json
|
||||
@@ -527,10 +516,10 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
"title": "MAP Layer - Keymap Configuration",
|
||||
"description": "Key code assignments and layers",
|
||||
"type": "object",
|
||||
"required": ["version", "idxReference", "layers"],
|
||||
"required": ["version", "phyReference", "layers"],
|
||||
"properties": {
|
||||
"version": { "type": "string" },
|
||||
"idxReference": {
|
||||
"phyReference": {
|
||||
"type": "object",
|
||||
"required": ["source", "checksum"],
|
||||
"properties": {
|
||||
@@ -562,9 +551,12 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
},
|
||||
"keyAssignment": {
|
||||
"type": "object",
|
||||
"required": ["keyIndex", "keycode"],
|
||||
"required": ["keyId", "keycode"],
|
||||
"properties": {
|
||||
"keyIndex": { "type": "integer" },
|
||||
"keyId": {
|
||||
"type": "string",
|
||||
"description": "Reference to PHY layer key ID"
|
||||
},
|
||||
"keycode": { "type": "string" }
|
||||
}
|
||||
}
|
||||
@@ -577,7 +569,7 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
### PHY → IDX変換
|
||||
|
||||
1. PHYレイヤーからキーのリストを取得
|
||||
2. 各キーにキー番号を割り当て
|
||||
2. 番号を振るキーを選び、並び順を決める
|
||||
|
||||
### PHY → ELC変換
|
||||
|
||||
@@ -588,7 +580,7 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
### IDX + ELC + MAP → ファームウェア出力
|
||||
|
||||
1. ELCの配線から、ターゲットが要求する row / col を割り当て
|
||||
2. キー番号の配列とキーマップ配列の生成
|
||||
2. IDXの並び順に従って、MAPのキーコードを配列へ並べ替え
|
||||
3. VIA/QMK形式への出力
|
||||
|
||||
## 次のステップ
|
||||
@@ -600,8 +592,4 @@ row/col はELCの配線から導く派生情報、LEDの番号はELCが正本を
|
||||
|
||||
## 未確認事項
|
||||
|
||||
### P-1 IDXがキー番号以外に持つものがあるか
|
||||
|
||||
- 位置づけ: 本文「2. IDXレイヤー JSON Schema」が前提にしている。IDXには仕様ドキュメントがなく、
|
||||
決定済みの情報(row/col と LEDの番号はELC)から引き算した最小形として書いている
|
||||
- 格上げ条件: IDXレイヤーの仕様をユーザーと決め、`IDXレイヤー.md` に書く
|
||||
(なし)
|
||||
|
||||
Reference in New Issue
Block a user